【01月30日UP】
1月ももう終わるというのに札幌においては、雪が少ないですね。
でもこの後どーんと来るのかも!
地球温暖化の影響で雪が少ないのでしょうか?ちょっと不気味ですね。
雪の日の散歩は毛が湿るので、毛玉が出来やすくなってしまいます。そこで今回は長毛系のワンちゃんの毛のとかし方について、説明してみたいと思います。
ペットサロンオーナー
橋田つぐみ
ペットサロン マロー 琴似店
札幌市西区琴似1条2丁目
011-612-2411
だいたいのワンちゃんは、本格的にブラッシングをするのは、あまり好きではない子が多いようです。なので、床などではすぐに違う場所に移動してしまいます。(人間も腰がいたい)
- 少し高さのある小さなテーブル
(テーブルのサイズは、5kgまでの子なら、ランチョンマット2枚分ぐらいのサイズがベスト。あまり大きいと動きまわってしまう。)
- 足が滑ると恐がるので、動かないマットなどをひきましょう。
当店では、毛のいたみが少なく、一番ワンちゃんが痛くない方法でドライングと同時に、もつれや抜け毛、毛玉をとってしまいますが、家庭ではむずかしすぎるので、違う方法を説明します。
ワンちゃんの体はまるみがあるので、背中から下にとかすだけでは体の側面の真ん中からお腹にかけてが毛玉になりやすい部分です。
あとおしりや耳の後ろなどもなりやすいですね。
左の写真のように、左手で上の毛を持ち上げ、お腹から背中(下から上へ)に移動しながら地肌からブラッシングしましょう。
スリッカーはソフトににぎり、一ヵ所を上下左右にブラッシングします。
これを、目・口まわりを除いて全身ブラッシングしましょう。
スリッカーでとれなかった、もつれ・毛玉をとかします。かたまりになっている時は、指を使って毛玉を左右にほぐします。
右の写真のように、その毛束の一番地肌に近いところを左の指3本の指でしっかり力を入れておさえます。
しっかりおさえる事によってその先の毛をとかしても地肌がひっぱられないのであまり痛くありません。
あとは、もつれた部分をくしでとかします。ぜったい一回でとろうとせず、かたまりの右側から少しづつです。くしを縦に使ってとかすのもやりやすいです。
それでもとれない石のようになっている毛玉は、ハサミを使うしかありません。(犬用バリカンでOKですが、ハゲになっちゃいます。)
でもハサミは危険なので、要注意です。
毛玉をハサミで一気にコロンと切ってはいけません。一緒に皮膚を切ってしまいます。
ハサミを使うときは、毛玉を切り取るのではなく、地肌に直角にして、毛玉を小さく割るという感じです。大きい玉を小さな玉数個に割っていきます。その後くしでとりましょう。
ワンちゃんが動く場合は、だれかにおさえてもらって下さい。
全部とかしおえてからシャンプーです。ドライングもスリッカーで温風をあてながらスリッカーを上下左右に動かしましょう。完全にかわかしてください。手ぐしでやってしまうとまた毛玉になっちゃいますヨ。
この様なパターンに何回かなってしまうと、スリッカーやくしを見ただけで、ワンちゃんはどこかに隠れてしまいますよ。
もつれていない状態からブラッシングをして、いやな記憶にならないように最後にほめて、おやつをあげて下さいね。