外来種であるセイヨウオオマルハナバチは本来、ハウストマトの受粉用に導入されたもの。その一部がハウスから逃げ出して野生化し、全国でも深刻な事態となっています。 北海道にもともと住んでいる在来マルハナバチに比べ、繁殖力やエサ(花の蜜や花粉)・巣(ネズミの古巣)をめぐる競争に強く、急速に置き換わりが進んでいます。 セイヨウは強いあごを利用して、植物の基部に穴をあけて蜜を吸う習性があるので、横からミツを盗まれた植物は受粉の機会を失ってしまいます。また、他のハチとのミツの奪い合いも起きてしまいます。 大雪山の生態系を守るため、セイヨウ捕獲のための市民組織が始動しました。 |
外来種セイヨウオオマルハナバチ。白いお尻と黄色いえりまきが特徴。 |
支庁 | 目撃総数 | 捕獲総数 | 女王バチ | 野生巣 |
上川 |
12,488 |
12,143 |
999 |
7 |
宗谷 |
165 |
143 |
26 |
1 |
留萌 |
2 |
2 |
0 |
|
石狩 |
4,122 |
3,642 |
809 |
1 |
空知 |
822 |
501 |
271 |
3 |
胆振 |
818 |
282 |
36 |
7 |
渡島 |
120 |
71 |
5 |
|
日高 |
1,356 |
1,205 |
393 |
|
網走 |
3,429 |
3,248 |
808 |
14 |
十勝 |
1 |
1 |
0 |
0 |
根室 |
1
|
1 |
1 |
0 |
合計 |
23,324 |
21,239 |
3,348 |
33 |
皆さんの地域にセイヨウがいましたら、ぜひ情報をお寄せください。
そしてもし、「セイヨウ」を見つけたら、ぜひ捕獲にご協力ください。
※詳しくは北海道庁ホームページ内、セイヨウオオマルハナバチのページをご覧ください。