【1月07日UP】
漠然と間取りを考えている時は、どんどん床面積が増えていき、敷地内に収まらなくなってきます。(建ぺい率や容積率の制限があるため)。又、予定金額も大幅にオーバーして現実の厳しさを実感します。
さて具体的に基本プランを練り始めると、妥当な床面積に納める為部屋の面積を削り始めます。
真っ先にしわ寄せがくるのが、水廻りです。そして玄関廻り。
でも、以外とこのような一見無駄なスペースを充実させることで、暮らしやすさや心のゆとりが生まれます。
ただ広いだけで使いにくいLDKや、不必要な広さの子ども部屋などを見直して、ゆとりの空間を作ってみませんか?
以下に、『在ったらいいなこんな空間』の提案をいくつか紹介します。
【1:玄関収納】 玄関に続く土間床の納戸は、濡れたコートや砂だらけの外遊び用具なども、気軽に片づけることができます。棚の造り方次第で、多くの物を収納することができます。普段履きの靴で玄関が乱雑になるのも防ぐことができます。
【2:水廻り】 北海道の場合は、外に洗濯物を干すことができるのは本当に短・「期間しか在りません。室内干しは、当たり前のことだと考えましょう。
その発想が乏しい為に、結局居間の日当たりの良い所に干すことになっている家庭が多いことでしょう。せっかくの大きな窓が、太陽光を室内へ取り入れることができないばかりか、ばさばさと洗濯物がかかり、何とも落ち着きのない部屋になってしまいます。
洗面脱衣室に物干しスペースを考えると、作業効率も良く天井からの物干しの他、床置き型の物干しなども使うことができます。
日当たりの良い2階ホールも良い場所ではありますが、洗い上がった洗濯物は思いの外重く、毎日のことなので主婦にとってはけっこう大変な作業です。子供から目を離す時間も長くなってしまいます。
又、女の子がいる家庭では子どもが年頃になると、入浴中は洗面所を使うことに気を遣います。
カーテンなどで仕切り脱衣スペースが取れると、ストレスが少なくなるでしょう。
子どもが小さい時期は、夕食の準備をしながら入浴への気配りができるような配置だと、家事もスムーズにすることができます。
【3:土間】花を育てたり、雨の日や冬の子どもの遊び場など、色々な活用方法が考えられます。 窓を多くしたり、床仕上げを工夫することによって屋内的にも屋外的にも活用できそうです。
厳しい制約でプランニングしている方には、無駄な空間に思えるかもしれませんが、心のゆとり、生活のゆとりという観点からも、我が家の暮らしを考えてみてください。